詐欺サイトの対応方法

2009.07.18

ここでは、詐欺サイトに引っかかってしまった場合の対処法をお話します。
是非参考にしてください。

クリック詐欺サイトとは

まず、ワンクリック詐欺サイトとはどういうサイトか説明します。

無料で動画が見れるのでダウンロードリンクをクリックしたり、年齢認証の確認ウィンドウの「OK」ボタンをクリックすると、いきなり「登録完了しました」などの表示がされて、あたかも自動で登録してしまったかのように見せかけるサイトが、クリック詐欺サイトです。

偽の登録通知

その際に、あなたのIPアドレスやリモートホスト、ブラウザやOS情報等を表示させ、あなたの個人情報を手に入れたかのように演出します。

さらに、規約、契約文、振込先情報なども記載し、期間以内に高額な利用料金(数万円から十数万円)を振り込まないと、利息金・延滞金・罰則金などの名目で利用料金を請求すると脅し、詐欺サイトにひっかかった訪問者が驚いて振り込んでしまいます。

ちなみに、まともな有料アダルトサイトは月額50ドル(約5000円)前後が相場です。まっとうな商売しているサイトで、月額数万円から十数万円も請求するようなサイトはありません。

このようなカラクリが、ワンクリック詐欺、ツークリック詐欺のサイトです。

さらに2009年に入ってからは、本物の有料アダルトサイトに見せかけたワンクリック詐欺サイトが登場しています。詳しくはこちらで⇒有料アダルトサイトにみせかけたワンクリック詐欺サイト

詐欺サイトにどう対応すればいいのか

もし、このようなサイトに引っかかった場合は、完全無視でかまいません!
決して、電話やメールなどで自分のほうから連絡を取らないでください!

「情報がばれてるのにそれだけで大丈夫なの?」という質問がよくありますが、本当に無視してかまいません

なぜ完全無視で大丈夫なのかというと、例えIPアドレス、リモートホスト、ブラウザ、OS情報などのPC情報が表示されていても、そこからアナタの個人情報を知ることはできないからです。

なので、実はアチラからあなたに請求が来ることはほとんどありません。だって運営者側はあなたの個人情報を知らないワケですから。

ただし、自分で詐欺サイトにメールを送ったり、電話をかけたりすると、個人情報がバレる危険性があります。このような詐欺サイトには、絶対に連絡を取らないようにしてください。

この詐欺は、ユーザーを不安にさせて自発的に振込みをさせることが目的なのです

日本の法律には「電子消費者契約法」があり、平成13年12月25日に施行されました。

これは、消費者のパソコン操作ミスの救済や契約が成立する条件などを定めたもので、無料だと思ってクリックしたら有料で代金請求されたとか、1つ注文したつもりが、誤って2つ注文されていたなどのトラブルが起きた場合、販売サイト側がそれらを防止する措置をとっていないと、契約が無効になります。⇒電子消費者契約法

この「電子消費者契約法」があるので、いつの間にか登録したことになっているという詐欺サイトが主張する契約とやらは無効なんです。

ちなみに、これらの記事も参考にしてください。
有料アダルトサイト等の情報料等をかたった架空料金請求トラブル

ワンクリック契約 Wikipedia

ワンクリ詐欺サイト一覧・対策ページ

最近主流となっている、ログイン詐欺動画サイトへ誘導する悪質なブログの共通点

ユーザーの心理を突く「ツークリック詐欺」 手口と対策は?

アダルトサイトの落とし穴

もし不安な場合や、手元に請求書が届いてしまった場合は、もよりの消費者センターや警察に相談しましょう。異議申し立てをすれば払う必要はなくなります。

国民生活センターはこちら

もしパソコンがウイルス感染したら

詐欺サイトでは、自分のサイトを強制的に表示させる悪意のあるプログラム(ウイルス)を、いつの間にかパソコンにインストールすることがあります。

もしそのような現象が起きていたら、ノートンなどのウイルス・スパイウェアなどを削除するソフトを使って、駆除してください。

アドアウェア(Ad-Aware)と呼ばれる無料の駆除ツールもあります。

アドアウェア無料版は個人利用の範囲で無料で使えます。